信頼性
RELIABILITY当試験研究所は、産業標準化法試験事業者登録制度(JNLA)の登録を受けた試験所として、お客様に信頼性の高い試験サービスを提供しています。JNLAは日本の工業標準化法に基づき、国際的な基準に適合した試験事業者を認定する制度であり、当試験研究所の技術的な能力や試験手法の信頼性が厳格に評価されています。また最先端の試験機器を導入し、常に最新の技術革新を取り入れる事で、あらゆる製品に対して精密かつ正確な結果を提供します。
顧客満足度向上への取組み
顧客ニーズの把握と改善の為、当社試験サービスをご利用いただいたお客様にはアンケートを実施しております。アンケート内容を元に顧客フィードバックの収集と分析を行い、改善を実施しリアルタイムでの継続的改善に取組んでいます。
(2024年10月現在 受託試験顧客満足度90%以上)
実績数
試験実績は6年間で総件数300件以上(社内外含む)
主な受託先例:住宅メーカー様、サッシ・ドアメーカー様、ガラスメーカー様、外壁メーカー様など様々な分野のお客様より当社試験サービスをご利用いただいております。
守秘義務の順守
当試験研究所は、お客様からお預かりした大切な情報を適切に管理し、保護することが試験事業者として当然であると認識しております。私たちは以下の取り組みを通じて、お客様の情報を厳重に管理し、信頼関係の構築に努めています。
当社が定める秘密保持
- 当試験研究所との秘密保持誓約書の締結
- 第三者開示および目的外利用の厳格な禁止
- 従業員教育の徹底
- 定期的な情報セキュリティ研修の実施
技術的対策
- 最新のセキュリティの導入
- アクセス権限の厳格な管理
技術力と設備
TECHNOLOGY & EQUIPMENT当試験研究所の試験スタッフは、豊富な経験と専門知識を持ったエキスパート集団です。常に最新の技術動向や規制に対応できるよう研修を重ね、複雑な試験にも正確に対応します。又試験設備はJIS規格に基づいた高精度な試験設備と最新技術を導入しております。各試験装置の計測機器は「校正」または「校正試験」により測定値の精度を保ち、試験品質の信頼に繋げています。
動風圧試験(JNLA登録試験)
当試験研究所の動風圧試験装置は、実際の風雨環境を忠実に再現することが可能です。風速や圧力の細かな調整ができ、建具が受ける様々な気象条件下での性能を正確に測定します。これにより、製品が現実的な環境で十分に耐久性を発揮するかを確認できます。
水密性試験(JIS A 1517)
水密性試験は、建具が強風と雨の同時発生による圧力を受けた際に、雨水が室内に侵入しないことを確認するために行います。風圧下での雨水の侵入状況を再現し、実際の悪天候時に建具が十分な水密性能を発揮するかどうかを評価します。
気密性試験(JIS A 1516)
気密性試験は、建具が外部の空気を遮断する能力を測定することで、建物内の温度管理や空調効率を最適化するために行います。外気の侵入を抑えることで、冷暖房の効率を高め、省エネルギーに寄与することが期待できます。
耐風圧性試験(JIS A 1515)
耐風圧性試験は、建具が強風や台風などの風圧にさらされた際に、どの程度の変形や損傷が発生するかを評価するために行います。風圧による建具の変形や破損を防ぎ、建物の安全性を保つことが目的です。
断熱試験
建物開口部の断熱性能は、建物内の快適な温度環境を保つために非常に重要です。断熱性能が高い開口部を使用することで、冬季の寒さや夏季の暑さを効果的に遮断し冷暖房効率を向上させることができます。当試験研究所では、開口部の断熱性能を正確に評価するための断熱試験装置にて性能評価を実施しています。
断熱性試験(JIS A 4710)
(JNLA登録試験)
断熱性試験では、サッシの両側に異なる温度環境を設定し、熱がどの程度サッシを通過するかを測定します。この際、サッシの素材やガラスの仕様、構造に応じて熱の伝わり方が異なるため、詳細なデータを取得し、製品の断熱性能を数値化します。
結露防止性能試験(JIS A 1514)
結露防止性能試験では、サッシやガラス面の内外に異なる温度と湿度を設定し、結露が発生するかどうかを評価します。特に冬場のように、外気が冷たく室内が暖かい状態を再現し、結露が生じるまでの時間や範囲を測定します。また、結露発生の条件を特定することで、製品の結露防止性能を向上させるためのデータを得る事ができます。
防火試験 標準加熱温度曲線
(ISO834)
防火戸の個別認定試験は、特定の防火戸製品が建築基準法で定められた防火性能を満たしているかを確認するための重要な試験です。この試験は、国土交通大臣に認可を受けた指定性能評価機関によって実施されますが、当試験研究所では予備試験として実施が可能です。実際当社防火戸製品もこの防火試験装置であらかじめ予備試験を行い、コストと仕様のスリム化を検証した後に指定性能評価機関にて試験を行い、高い認定合格率を誇っています。また防火戸以外の外壁材なども試験対応が可能ですのでお気軽にお問合せください。
防火試験では、建築基準法及び建築基準法施行令により、その性能についての技術的基準(遮炎性能)が規定されています。試験時はISO標準加熱温度曲線に沿った加熱温度を再現し、加熱面以外の面に火炎が出ないことを確認します。
- 防火設備: 20分間の遮炎性能
- 特定防火設備: 60分間の遮炎性能
強度試験(JIS・BL基準 他)
当試験研究所の荷重試験装置は、手摺の強度を始め、様々な商品の強度を確認する事ができます。この装置を使用することで、実際の使用状況を想定した負荷をかけ、安全性を検証することができます。
鉛直荷重試験
鉛直荷重試験は、部材の鉛直方向の荷重に対する強度と剛性を確認するための試験です。この試験では上部に一定の鉛直荷重を加え、その状態で部材の変形や損傷を起こさないかを評価します。
水平荷重試験
水平荷重試験は、部材の水平方向の荷重に対する強度と剛性を確認するための試験です。この試験では特定部位に一定の水平方向の荷重を加え、その際の変形や損傷が基準内に収まるかどうかを評価します。
熱負荷環境試験
熱負荷環境試験は、製品が実際の使用環境で遭遇する温度変化に対する耐久性を確認するための試験です。この試験では、試験対象を意図的に高温と低温の環境に繰り返し曝すことで、温度変化によるストレスに対する製品の信頼性を評価します。
耐衝撃試験
耐衝撃試験は、材料や製品が突発的な衝撃力に対してどの程度の耐性を持つかを確認するための試験です。この試験では、製品の耐久性や安全性を確認し、実際の使用環境での性能を評価します。
その他試験
(載荷試験・開閉耐久試験)
当試験研究所では上記試験以外にも様々な試験の実施が可能です。是非ご相談ください。
載荷試験
載荷試験は、製品に一時的な静的荷重を加えて、それらに及ぼす影響を調べる試験です。この試験により、実際の使用環境における荷重を想定し、対象物へ段階的に荷重を加え、その際の変形や破壊強さなどを評価します。
開閉繰り返し試験(JIS A 1530)
開閉耐久試験の主な目的は、日常的な使用による建具の摩耗や劣化を模擬し、長期間の使用に耐えられるかを確認する試験です。この試験では、対象となる製品を一定の速度で繰り返し開閉し、耐久性や変形、破損の有無を評価します。
幅広い試験に対応
SUPPORTS A WIDE RANGE OF TESTS当試験研究所は、豊富な経験と高度な技術力を駆使し、住宅開口部を中心とした試験ニーズに応える外部受託試験サービスを提供しております。最新の試験設備と専門知識を持つエキスパート集団により、多種多様な試験項目に柔軟に対応が可能です。製品の品質保証や性能評価をはじめ、研究開発から規格適合性試験まで、あらゆる試験ニーズにお応えします。
サッシ・ドア
試験項目 | 主な対応規格 | 対応サイズ | 試験説明 |
気密性試験 | JIS A 1516 | 1.5m×1.5mb 又は 2.5m×2.5m |
JNLA登録試験ができます。 気密性能は、外気や湿気を遮断する性能です。高い気密性能を持つサッシは、空気の漏れを防ぎ、室内の温度や湿度を一定に保つことができます。 |
水密性試験 | JIS A 1517 | JNLA登録試験ができます。 水密性能は、雨水や風によって運ばれる水が室内に侵入するのを防ぐ性能を指します。 |
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耐風圧性試験 | JIS A 1515 | JNLA登録試験ができます。 耐風圧性能は、強風や台風などの強い風圧に対してどれだけの耐久性があるかを示す性能です。耐風圧性能が低いサッシは、風圧によって変形したり、破損したりする可能性があり、建物内の安全性を確保するためには高い耐風圧性能が求められます。 |
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開閉繰り返し 試験 |
JIS A 1530 | ー | サッシやドアが日常的な使用にどれだけ耐えられるかを評価するための試験です。この試験によって、製品が耐久性や品質を確保できるかどうかを確認します。 |
耐衝撃試験 | JIS A 1518 | 特定の力でガラスやサッシに衝撃を加え、その耐久性を評価する試験です。窓の安全性や防犯性に関わる重要な性能です。 | |
断熱性試験 | JIS A 4710 | 2.5m×2.5m | JNLA登録試験ができます。 断熱性能は、室内外の温度差を減少させる性能です。断熱性能の高いサッシは、冬の寒さや夏の暑さを室内に伝えにくくし、快適な室内環境を維持します。 |
結露防止性能 試験 |
JIS A 1514 | サッシおよびガラスの結露防止性能を評価するための試験です。結露は、室内外の温度差と湿度の影響で窓ガラスやサッシに水滴が形成される現象です。これが繰り返されると、カビやダニの発生、木材の腐食などの問題を引き起こします。 | |
熱負荷環境試験 冷熱繰返し試験 |
高温室: -10~80℃ 湿度: 20~95% 低温室: -20~40℃ |
夏場の高温や冬場の低温などの過酷な温度環境にさらされた場合に、その性能がどのように変化するかを評価するための試験ができます。 |
防火設備・特定防火設備
試験項目 | 主な対応規格 | 対応サイズ | 試験説明 |
防火試験 | 標準加熱 温度曲線 (ISO834) |
2.8m×2.8m 又は 0.6m×1.5m |
防火性能は、建物や施設の安全性を確保するために不可欠な要素です。火災の発生時に火の拡大を防ぎ、人命と財産を守るために防火設備が設置されます。 防火設備は認定制度となっており、国土交通大臣の認定が必要です。 |
金属手摺
試験項目 | 主な対応規格 | 対応サイズ | 試験説明 |
強度試験 (水平荷重・ 鉛直荷重) |
JIS・BL 基準 他 |
別途お打合わせ | 建物の安全性と使用者の保護を確保するために重要な性能です。建築基準法やJISを始めBL基準などで定められた基準があります。 |
試験体パネルの製作:当試験研究所では試験体パネルの製作も承っております。
又試験体製作を弊所に来場して頂き準備いただく事も可能ですのでお気軽にご相談ください。
試験依頼の流れ
まずは 委託したい試験の概要や規模などの基本情報を問い合わせフォームへ入力していただきお問合せください。
その後弊社試験担当者よりご連絡を差し上げ、試験の目的や特殊な要件があれば併せて説明致します。
FLOW
試験研究所の見学
INSPECTION当試験研究所では、製品の品質と信頼性を確保するために維持管理された試験設備を完備しています。まずは試験設備の見学をしていただく事で、信頼性の高さをご理解いただけると確信しています。是非お問合せください。